経済学書を少し読もう

今まで記事を書いていて痛切に感じたのは、私自身が経済学に非常に疎いことだ。興味関心があって経済学の本を読んだことは過去にあったが、殆ど今は役に立っていないと感じざるを得なかった。その為、今週は少し毛色を変えて経済学の本を中心に読んでいき、そして紹介したい。

とはいっても、経済学書は無数にあってきりがないので、現在持っている経済学書を中心に読み直すことにする。私が持っている経済学書は基本的に古典であって、最新理論とかそういう面白いものは何もない。あくまで歴史書を読む上で多少なりとも経済学的な視点で分析を試みることが可能であれば良いな、という小さい希望を満たせればそれで十分である。何も現在の日本の財政政策やEUの金融問題を論じたいわけではない。それとそろそろ30歳になる社会人が経済問題はさっぱりです、というのも少し恥ずかしいという思いもある。

さて、いま私が持っている経済学関係の本は以下の通りである。これっぽっちか、と思われるかも知れないが、さしあたってこれを順次読んでいきたい。

国富論 国の豊かさの本質と原因についての研究(上)

国富論 国の豊かさの本質と原因についての研究(上)

国富論 国の豊かさの本質と原因についての研究 (下)

国富論 国の豊かさの本質と原因についての研究 (下)

まず最初に着手するのはこの本である。これは以前読んだときにスイスイと読めた記憶がある。今回改めて読み直すことで、経済学的な物の見方を再確認したいと考えている。

雇用・利子および貨幣の一般理論

雇用・利子および貨幣の一般理論

有名な経済学書ということで購入したが、当時の私には難解ですぐに読むのを諦めて本棚の奥に眠らせた本である。前評判からして有用であることは聞いているが、今回は改めて読了すべくチャレンジしたい。

資本主義と自由 (日経BPクラシックス)

資本主義と自由 (日経BPクラシックス)

これは刊行当初、面白そうだったので購入した。確かに読了したが、今思い返すと何も思い出せない。ま、興味がない分野というのは往々にしてそんなものである。今回は概要を把握できるようにしておきたいところ。

ゆたかな社会 決定版 (岩波現代文庫)

ゆたかな社会 決定版 (岩波現代文庫)

大暴落1929 (日経BPクラシックス)

大暴落1929 (日経BPクラシックス)

ガルブレイス氏の書物は読み応えがあったと記憶している。特に『大暴落1929』は土地投機によるバブル発生とその崩壊過程が描かれており、行き場を失った金融資産の動きという面で役に立つと思う。

実は最近になって買った本。マルクスはこれまで先入観から拒否をしていたが、やはり経済学としては知っておく必要があると考えた次第。読み切ることができるかどうか不安だが、とりあえずチャレンジだけはしておきたい。